NEW CHITOSE AIRPORT テイクオフ・アニメーション・セミナー

新千歳空港国際アニメーション映画祭実行委員会は、本年映画祭会期中に初開催する体験型育成支援プログラム「NEW CHITOSE AIRPORT テイクオフ・アニメーション・セミナー(通称:NEW CHITOSE TAS)」の参加者を募集します。
本映画祭プログラムアドバイザーおよび事務局が選考を行い、選考を通過した参加者には映画祭事務局が様々な特典を提供。アニメーションの”次”をつくる映画祭の場で、立体的な学びを後押しします。
「NEW CHITOSE AIRPORT テイクオフ・アニメーション・セミナー
(通称:NEW CHITOSE TAS)」とは?
「NEW CHITOSE AIRPORT テイクオフ・アニメーション・セミナー(通称:NEW CHITOSE TAS)」は、日本国内を活動拠点とし、オリジナルのアニメーション制作を志す方を対象とした、映画祭体験型育成支援プログラムです。参加者には映画祭事務局から滞在中の宿泊ホテルと鑑賞チケットが提供され、公式行事やパーティ参加など映画祭をフルに体験できます。
2021年〜2024年まで本映画祭が実施してきた新作プレゼンテーション「NEW CHITOSE AIRPORT PITCH」を次世代育成に特化するかたちで発展させ、「触れる」「深める」「つながる」の3本の柱を軸に、立体的な学びを映画祭が後押しします。
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世界中から集まった最新かつ多様な作品に触れられるのは映画祭の醍醐味。NEW CHITOSE TAS参加者には映画祭期間中の上映・トークプログラムを無料で鑑賞できるチケットが提供されます(※事務局規定に基づく)。
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鑑賞した作品について、本映画祭プログラムチームメンバーを交え、NEW CHITOSE TAS参加者全員で議論する場を設けます。異なる価値観に触れ、感想の言語化を通じて、作品を多角的に読み解く力を養います。
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開閉会式やレセプションなど、各種映画祭公式行事にご招待します。映画祭に集まったアニメーション関係者との交流およびネットワーキングの機会を創出します。さらに、ゲストや一般来場者に向けて、自身のこれまでの活動や新作企画などをプレゼンテーションする機会も提供します。
ディレクターズメッセージ
本映画祭では、2021年から4回にわたって個人作家の新作プレゼンテーション「NEW CHITOSE AIRPORT PITCH」を開催してきました。多くの作家に参加していただき、既に複数の作品が完成しています。
PITCHでの交流の様子から支援内容を更新してきた流れを活かし、今回、アニメーション作家はもちろん、アニメーションを用いる様々なジャンルのアーティストーー特に次世代を担う方々へ向けて、このNEW CHITOSE TASを立ち上げる運びとなりました。国内有数のゲスト数と密な交流を誇る本映画祭を体験しながら、学びとネットワーキング機会の創出を重視した施策です。
映画祭はアニメーションの多様な”いま”を共有する場であると同時に、アニメーションの”次”をつくる場です。NEW CHITOSE TAS参加者にはこの体験が創作への刺激となること、そして今度は新たな作品で本映画祭を目指すよう願うと同時に、私たちもまた未来を見据えるために、若いインディペンデントの視点がもたらす力を期待します。
(映画祭チーフディレクター 小野朋子)
応募資格
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日本国内を活動拠点とする学生、または卒業後5年以内か制作活動歴が5年以内であること。
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オリジナルやコミッションに関わらず、アニメーションの手法を用いた作品制作に携わった経験をもつこと。監督、プロデューサー、アニメーター、コンポジッター、編集、音楽、制作進行など、役職は問いません。
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映画祭会期中に行われるプログラムで一般公開するために、過去に携わった作品を提供可能なこと(インスタレーション作品の場合は、展示風景の記録撮影動画でも構いません)。ただし、作品に使用されている音楽の使用権及びあらゆる著作物の権利関係について、応募者が必ず著作者の許諾を得たうえで提供すること。
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製作(制作)国として日本が含まれ、アニメーションの手法を使ったオリジナル作品製作(制作)を計画をしていること。既に制作が開始されている作品および、学生作品も可。長編、短編作品のほか、シリーズ、VR、インスタレーションなどフォーマットは問いません。
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映画祭会期全日程(2025年11月21日~25日)に参加可能で、かつ映画祭事務局がNEW CHITOSE TAS参加者にお願いする課題(本ページ内「参加者にお願いすること」参照)をクリアできること。
選考結果通知後の参加スケジュール変更は原則不可とします。●ご注意1:11月21日は午後早めの時間帯から開会式を行い、11月25日は夕方までに授賞式を終える予定です。
●ご注意2:現在在学中の学生の方で、教育機関での授業の都合上全日程の参加が難しい場合は、応募フォームの「参加可能スケジュール」欄に参加可能日程とその理由を記載ください。ただし、11月22日~24日(概ね9:00〜21:00の間)3日間の参加は必須とします。
参加により得られること
選考を通過した参加者には、以下の内容を映画祭事務局の負担で提供します(交通費および、以下の内容以外にかかる経費は応募者の自己負担とします)。
●会期中の空港国内線直結宿泊ホテル(※最大11月21日IN~11月25日OUT)
●鑑賞チケット(※事務局規定に基づく)
●開閉会式、レセプションなど公式行事へのご招待
参加者にお願いすること
●会期中に、本プログラム参加者が過去に制作に携わった作品を上映することに加え、5分程度のプレゼンテーションをしていただく一般公開プログラムを開催します(国内線4階パブリックスペースでの開催予定、入場無料)。プレゼンテーションでは上映作品についての紹介を含めたご自身の活動歴のほか、現在計画している、または既に制作を開始しているオリジナル作品について紹介していただきます。これに伴い、過去に制作に携わったオリジナル作品またはコミッション作品を1点ご提供いただきます(※長編・シリーズ作品の場合は応相談)。インスタレーション作品の場合は、展示風景の記録撮影動画でも構いません。
●会期中に映画祭事務局が指定する上映・トークプログラムを鑑賞していただきます。
●会期中に本プロジェクトの参加者全員で、鑑賞した作品について意見交換を行うディスカッション(非公開)に参加していただきます。
●映画祭終了後一ヵ月以内に2000字以上の参加レポートを提出していただき、映画祭事務局が広報利用することに同意していただきます。
応募要項
●応募料金は無料です。
●応募者は、本ページに示す募集内容に同意した上で、ページ一番下のオンライン応募フォームから必要項目を入力のうえ、お申込みください。
●オンライン応募フォームにおいて、連絡先などの個人情報のほか、以下の資料を提出していただきます。
必須 | 応募者の経歴およびフィルモグラフィー |
制作に携わった作品の動画URL(予告編も可)を1点以上 | |
映画祭で吸収したいこと、目的について400字以内のテキスト | |
加点対象 | 計画中のオリジナル作品について、最低1点以上のビジュアルマテリアルと、プロジェクト概要 |
募集期間
2025年7月22日 ~ 9月22日
選考通過者発表日程
2025年10月10日
参加枠
5名程度
選考から参加までの流れ
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選考
応募されたプロジェクトは、本映画祭プログラムアドバイザーおよび事務局が選考を行います。選考結果は、応募者へ選考通過者発表日程までに通知します。参加者は実地参加が必須となりますので、参加にあたり必要となる宿泊ホテルは映画祭が負担します。ただし、航空券含めご来場にかかる手配は、応募者ご自身で行ってください(※本ページ内「参加者が得られること」を参照してください)。
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プレゼンテーション要領
選考結果通知時に、映画祭会期中に実施していただくプレゼンテーション要領をお送りします。映画祭会期一週間前までに、参考用のプレゼン資料、大まかでも読み原稿を提出していただきます。
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レポート要領
11月中旬(予定)に、映画祭会期中に鑑賞いただきたいプログラムおよび、映画祭終了後に提出するレポート要領をお送りします。
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映画祭参加
映画祭会期一週間程度前にゲスト受付要領をお送りします。
お問い合わせ
tas@airport-anifes.jp(担当: 小野)