国際審査員
短編部門(学生作品含む)
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Špela ČADEŽ Slovenia
アニメーション監督、スロベニアのリュブリャナにあるフィンタ・スタジオの共同設立者。これまで彼女の作品は世界中の映画祭で100以上の賞を受賞し、サンダンス映画祭、クレルモン・フェラン、アヌシー国際アニメーション映画祭をはじめとした映画祭で入選歴をもつ。アナログを熱心に支持し、人形やカットアウトの手法で作品を発表している。
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Caibei CAI China
1992年、中国深圳市生まれ。2017年に江南大学、2018年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで修士号を取得。触覚的な次元に作品を置くことが多く、フレームごとに描くことで隠れた体を捉えることを得意とする。彼女の映画は常に体内で起きる葛藤と、体外で起きる不安な環境を体験するよう観客を誘いこむ。彼女の作品は、これまでにイメージフォーラムフェスティバル、スラムダンス映画祭、DOKライプツィヒ、ザグレブ国際アニメーション映画祭、オタワ国際アニメーション映画祭、アニフィルム国際アニメーション映画祭、フェイナキ北京アニメーションウィークなど多くの国際映画祭で受賞歴をもつ。また、フェイナキ北京アニメーションウィークや東部州アニメーションウィークで共同キュレーターを務める。
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西野慎二郎 NISHINO Shinjiro Japan
ガスアズインターフェイス株式会社代表取締役。1996年に新しいアートとデザインのアイデアを世界中から集める媒体として「GASBOOK」創刊。2004年に国内外のクリエイターと社会・企業を接合するプラットフォームとして同社設立。2006年より東京 西麻布で「CALM & PUNK GALLERY」を運営している。アートの複合施設「GASBON METABOLISM」を2022年8月に始動させた。
長編部門、30Seconds部門
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Gints ZILBALODIS Latvia
1994年、ラトビア生まれ。映像作家、アニメーター。3年半の歳月を費やして一人で作り上げた長編デビュー作『Away』が、2019年のアヌシ―国際アニメーション映画祭コントルシャン賞を受賞。幼い頃から映画製作興味を持ち、10代の頃から短編映画の制作に取り組む。『Away』の以前にも、手書きアニメーション、3Dアニメーション、実写など、様々な表現形式で7本の短編映画を手掛けてきた。長編2作目となる『Flow』は、2024年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にてワールドプレミア上映後、同年のアヌシ―国際アニメーション映画祭で審査員賞、観客賞含む4冠を受賞。2025年のアカデミー賞国際長編映画祭ラトビア代表に選出、各国の映画祭で上映され、高い評価を集めている。
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Jiwon HAN South Korea
ハン・ジウォンは、ソウルを拠点に活動するアニメーション映画監督、イラストレーター、コミック作家です。彼女の作品は若者の夢や感情体験を描き、プレッシャーの強い社会に生きる登場人物の主観的な瞬間に焦点を当てる。韓国芸術総合学校在学中に制作した短編アニメーション『Kopi Luwak』で映画制作を始め、同作は2010年のソウル・インディ・アニフェストで大賞を受賞しました。その後、自身の短編アニメーションをまとめた長編作品『Clearer Than You Think』を発表。ほかにウェブアニメーションシリーズ『Recipe to My Daughter』、Kakao TVウェブドラマ『Amanza』への参加、チェ・ウンヨンの小説を原作とした短編アニメーションシリーズ『That Summer』など。さらにオリジナル長編アニメーション映画『Lost in Starlight』は、Climax Studioとの共同制作により、Netflixが韓国で初めて製作・公開したアニメーション作品となる。
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山本 健 YAMAMOTO Ken Japan
アニメーション監督・演出家、アニメーター。Production I.Gを経て、現在はフリーランス。監督作品にEve〈約束〉MV(2020)、Webシリーズ「雪ほどきし二藍」(2022)、長編映画『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』(2024)。現在、暁佳奈による同名小説を原作としたTVシリーズ「春夏秋冬代行者 春の舞」を制作中。2026年放送予定。