NEWS
「第13回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」のコンペティション短編部門およびNEW CHITOSE デジタルサイネージ部門の入選作品を発表しました。
コンペティション短編部門
コンペティション短編部門では、97の国・地域から、過去最多となる2,949作品の応募があり、本映画祭選考委員による選考の結果、73作品がインターナショナル、日本、学生、ミュージックアニメーションの各コンペティションに入選しました。
入選作品は、映画祭会期中に新千歳空港シアターで各2回上映されます。国際審査員による審査を経て、主要3賞である短編グランプリ、日本グランプリ、新人賞をはじめ、各賞が授与されます。
NEW CHITOSE デジタルサイネージ部門
ループ作品を含む30秒以内のアニメーション作品を対象としたNEW CHITOSE デジタルサイネージ部門では、32の国・地域から、187作品の応募があり、選考の結果、8作品が入選しました。入選作品は、10月下旬より新千歳空港館内各所のデジタルサイネージで放映されます。また、審査員による審査を経て、1作品に賞が授与されます。
選考コメント
今年、短編部門には過去最多となる2,949作品の応募が寄せられ、インターナショナルコンペティション40作品、日本コンペティション10作品、学生コンペティション12作品、ミュージックアニメーションコンペティション11作品を選出しました。短尺作品を多く選出したこともあり、短編部門全体では昨年を11作品上回るラインナップとなりました。
本映画祭のコンペティションでは、作家自身が切り拓く新たな文脈と、そこから生まれる創造性・実験性を重視しています。紹介しきれなかった作品にも優れたものが多く、選考会議では一作一作について丁寧に議論しました。その表現が、たとえ個人的なものから出発していても、それぞれの方法で社会とどのようにつながろうとしているのか。多様な議論を喚起する作品も含め、私たちが本映画祭で上映したいと強く感じた作品を選出しました。
今年は生成AIを用いた応募作品が大幅に増加し、選考の進め方をあらためて考えるような場面がありました。こうした変化のなかで、作品の背景にある視点や切実さを捉え、「なぜアニメーションで表現するのか」という問いに向き合うことが、これまで以上に重要になっていると考えます。
サイネージ部門では、超短尺ならではの実験性を備えた8作品を選出しました。本部門は、新千歳空港のサイネージがもつ可能性を存分に引き出す試みとして、今後さらに成長していくでしょう。この8作品は来年、札幌国際芸術祭の会期を通して、札幌市資料館の壁面でも上映されます。
作品との出会いから、どのような発見や対話が生まれるのかを楽しみにしています。今年も新千歳空港でお会いしましょう。
新千歳空港国際アニメーション映画祭チーフディレクター
小野朋子
選考委員
- 岩崎宏俊(アーティスト)
- 小野朋子(本映画祭チーフディレクター)
- 田中大裕(アニメーション研究者、tampen.jp編集長)
- ニヘイサリナ(アニメーション作家、イラストレーター)
プレビューメンバー
- 大沢真梨(アニメーション作家)
- 栗本志乃(アニメーション作家)
- 塚田 優(評論家)
- 中川仁史(アニメーションディレクター)
- Nagasena(映像作家)
- 三宇ユウキ(アニメーション作家)
- 野村崇明(批評家、『クライテリア』副編集長)
- モンマユウスケ(映像ディレクター)
- 輪島康平(Webデザイナー)